新生児のからだの特徴

- 身長は約50cm
生後3ヵ月で10cmほど伸び、1年で約75cmくらいになります。 - 体重は約3000g
生後3~4ヵ月で約2倍の6000gくらい、1年で約3倍の9000gくらいになります。 - 頭囲は約33~34cm
生まれたときは胸囲よりも頭囲のほうが少し大きく、1年で約46cmくらいになります。 - 胸囲は約32cm~33cm
1年後には頭囲とほぼ同じ45~46cmになります。
赤ちゃんの姿勢

赤ちゃんはカエルのように脚を開いています。自由に動かせるよう、体位に合わせ無理のないおむつのあて方にしましょう。
赤ちゃんの体温
37度前後が新生児の平熱です。体温調整はまだ苦手なので、室内環境と衣服調節で快適にしてあげましょう。
赤ちゃんの呼吸・脈拍
呼吸は30~40回/分、脈拍は120~160回/分です。

溢乳(いつにゅう)について
ゲップをさせても寝かせるとお乳を戻すとこもありますが、生理的なものなので心配いりません。
赤ちゃんの睡眠

赤ちゃんはほとんど1日中、ちょっと寝てまた起きてという、ちょこちょこ寝を繰り返します。
良く寝る子、あまり寝ない子とさまざまですが、必要な睡眠はとっているので睡眠不足の心配はいりません。
赤ちゃんの皮膚
生後2~3日頃から、皮膚が乾燥し皮がむけてきますが、(落屑)心配はいりません。無理にむかないようにしましょう。
赤ちゃんのおしっこ
はじめは濃い尿を少量、少ない回数します。
その後、哺乳量の増加とともに増え、1日10回くらいになります。
赤ちゃんの反射

- 乳探し反射
口に触れたものに吸い付こうとする - 吸啜反射
乳首が口に入るとチュウチュウ吸う - 把握反射
手のひらを押すと握ろうとする - モロー反射
首やからだを持ち上げたり、大きな声を出すと両手を動かす
この反射は首がすわる3~4カ月には消失します。
赤ちゃんの頭のかたち
狭い産道を通るため変形しやすくなっています。出産直後はいびつなかたりをしていたり(応形)、ぶよぶよした部分がありますが、しばらくすると消えてしまいます。
生理的黄疸
生後2~4日頃に皮膚が黄色くなり、5~6日頃には薄くなって、2週間ほどで消えます。
ほとんどは生理的なもので、元気なら心配いりません。母乳栄養児の場合、1ヶ月くらいまで長引くこともありますが、お乳を良く飲み、体重が増えていればまず大丈夫です。
生理的範囲を超えている場合は検査をし、光を当てて黄だんを下げる治療をすることもあります。