子育て

子供の予防接種が多すぎる!いつ・どれを打てば良い?種類と予防接種の対象となる病気について

予防接種は、「予防接種法」という法律で実施が定められています。予防接種には、全員がワクチンを接種するように努める定期接種と、希望する人が受ける任意接種があり、その他に、伝染・流行病をくい止めるために状況に応じて行う臨時接種があります。

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定期接種(全員が接種するよう努めるもの)

肺炎球菌感染症

肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる身近な菌で、普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ち込んだ時などに、いつもは菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気(感染症)を引き起こします。

2才以下の子どもの場合、肺炎のほかにも中耳炎や、菌が脳を包む膜にまでいく細菌性髄膜炎というこわい病気になることがあります。
肺炎球菌感染症は子ども用の肺炎球菌ワクチンで予防できます。

Hib(ヒブ)感染症

Hibとはインフルエンザ菌b型という細菌の事ですが、冬に発症しやすいインフルエンザウイルスとは全く別物です。このHibは人から人へと飛沫感染して鼻やのどにとどまる菌で、髄膜炎や呼吸困難の原因にもなっている喉頭蓋円(こうとうがいえん)などの感染症を引き起こし、後遺症が残る場合や死に至ることもあります。

感染し発症すると、症状の進行が速く手遅れになりがちですので、ワクチンによる予防が大切です。

4種混合(DTP-IPV)

4種混合は、ポリオ(急性灰白随炎)・ジフテリア・百日咳・破傷風の予防接種です。

ジフテリアは、発熱・嘔吐などとともに、犬吠のようなせきが出たり、重症の鼻炎を起こすなどの症状があり、場合によっては心筋障害で死亡することもある病気です。

百日咳は病名の通り、息をする間もないほどのひどい咳が何日も続き、呼吸ができないことからしばしばチアノーゼやけいれんを引き起こします。

破傷風は傷口から菌が入ることで感染し、激しいけいれんを起こす病気です。
日光や騒音などの刺激でもけいれんを起こし、重症になると死に至ります。

水疱瘡

伝染力の強いウイルス性の伝染病で、発熱と全身の水疱性の発疹が特徴です。

伝染は水疱からの接触、咽頭からの飛沫感染、空気感染となります。大人になってからかかると肺炎などをともない重症になることがあります。

B型肝炎

B型肝炎ウイルスは、からだに入ると肝炎をおこし、長く肝臓に住み着き(慢性化・キャリア化)、後々肝硬変や肝臓がんを発症させます。

毎年約2万人の症例があります。
非常に感染力が強いウイルスで、一般的な感染経路は、B型肝炎にかかっている母親から分娩時に子供みうつるケース(母子感染)、父親や家族や友人、ウイルスに汚染された血液の輸血や性行為などでの感染のケース(水平感染)が知られていますが、特定できないことも多いとされています。

BCG

BCGは結核の予防接種です。
結核は伝染病で、肺に炎症を起こし、組織が死んでしまう病気です。

現在でも国内に約4万人の結核認定患者がいます。免疫力の弱い赤ちゃんが結核にかかると、結核性髄膜炎など重症になりやすいので、生後5か月~1才のうちに接種しましょう。

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はしか・風疹

麻疹は発熱・せき・発疹を症状とする伝染病です。空気伝染病で、毎年麻疹にかかる人は数万人から数10万人といわれています。
麻疹は予防接種をしても発症することがありますが、その場合でも接種していないより軽症で済むことがほとんどです。

風疹は急性ウイルス発疹症で、高熱が、そして赤いポツポツが出ます。
幼児~低学年学童を中心に冬から初夏にかけて流行し、4~6年おきに全国的流行もみられます。予防接種をしていても風疹にかかる場合もありますが、症状は軽くて済みます。

日本脳炎

日本脳炎はコガタアカイエカという蚊にさされておこるウイルス性急性脳炎です。
予防接種の成果で日本国内の発症数は減少しています。

任意接種(任意により接種するよう努めるもの)

ロタウイルス胃腸炎

ロタウイルス胃腸炎は、ロタウイルスが原因で起こる5歳未満の乳幼児にみられる急性胃腸炎です。嘔吐、発熱、腹痛に続いて下痢が続きます。ワクチンを接種することにより自然に感染したように免疫が作られ、感染しても胃腸炎の重症化を抑える効果があります。

予防は、ワクチンを3回経口接種することにより発症を防ぐことができます。
ワクチンの初回は生後104日までに接種する必要があります。

ワクチン,予防接種

おたふくかぜ(耳下腺炎)

おたふくかぜは耳の下にあるだ液腺が炎症を起こす病気で、高熱が出て顔が腫れ上がるなどの特徴があります。
大人になってからおたふくかぜにかかると重症になることもあります。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによっておこる流行性感冒。強い伝染力があり、周囲で流行っているとうつりやすい病気です。ワクチン接種は重症化の予防に効果がありますが、小児は2回に分けて接種する必要があります。

ワクチンスケジュール例

※・・任意接種のため自費

① 生後2ヵ月になったら

  • ヒブ(1回目)
  • 肺炎球菌(1回目)
  • B型肝炎(1回目)
  • ロタ(1回目)※

② 生後3ヵ月になったら かつ①より4週間あけて

  • ヒブ(2回目)
  • 肺炎球菌(2回目)
  • B型肝炎(2回目)
  • 4種混合(1回目)
  • ロタ(2回目)※

③ ②より4週間あけて

  • ヒブ(3回目)
  • 肺炎球菌(3回目)
  • 4種混合(2回目)
  • ロタ(3回目)※

④ ③より4週間あけて

  • 4種混合(3回目)
  • BCG(1回目)

⑤ ④より4週間あけて かつ1回目B型肝炎より139日以上あけて(おおよそ5ヵ月あけましょう)
1才までに接種する

  • B型肝炎(3回目)

⑥ ⑤より1週間以上あけて かつ3回目ヒブより7ヵ月以上あけて

  • ヒブ(追加)

⑦ ⑥より1週間以上あけて かつ1才になったら

  • 肺炎球菌(追加)
  • 風疹麻疹(1回目)

⑧ ⑦より4週間あけて

  • 水疱瘡(1回目)
  • おたふく(1回目)※

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