娘が生後5ヵ月になり、授乳間隔も今まで2~3時間おきだったのが、3~4時間おきになりました。
夜中の授乳も少なくなり、朝まで寝てくれる事が増えました。
ある日、朝起きておむつ替えをしたところ、
「あれ?おしっこ全然してないじゃん・・」
なんてことがあり心配になりました。

具合悪い?母乳が出ていなかった?
赤ちゃんのおしっこの量やにおい、色でわかる健康状態について紹介します。
ミルクか母乳かで、おしっこの量は変わる?
答えは「NO」です。
ミルクか母乳かでおしっこの量に差は出ないと考えられてます。

尿量が減ったというのであれば、原因として考えられるのは
- 飲む量が減った
- 汗などをいっぱいかいた
等があげられます。特に夏は汗もかきやすいので、季節によって多少違いも出てきます。
ポイント
- おしっこの量が少ないとき
⇒夏場や気温が高い日に、汗をかくとおしっこの量が減る傾向がある - おしっこの量が多いとき
⇒寒くて汗をあまりかかないとおしっこの量が増える傾向がある。
※尿崩症や腎不全という病気が原因で量が増えることがあるが、非常に珍しい病気なのでめったにみられない。
脱水を起こしている場合
尿量が極端に減った場合は、まれに脱水を起こしている可能性があります。
発熱や下痢が原因で体内の水分が急激に失われる事があります。
- おしっこが昼間、半日以上でない
- 赤ちゃんが不機嫌
- 泣いても涙が出ない
といった様子であれば、赤ちゃんの飲めるもので水分補給を十分に行いましょう。
そして脱水を疑って早めに受診しましょう。
正常なおしっこの色を知っておこう
正常なおしっこの色
- 薄い黄色
- 黄色
- 茶色がかかった黄色
離乳食を始めると、摂取したものによって色が濃くなることがあります。
夏場の場合は汗をたくさんかくことによって、おしっこの濃度が上がり、茶色やオレンジ色など、黄色を濃くした色になる場合もあるので覚えておきましょう。

排尿してから時間がたった場合は、成分の一部が変色してオレンジに近い色になります。
異常なおしっこの色はおむつを持って小児科へ
おしっこ後のおむつがピンク色の時は、おしっこに少量の血が混ざっているケースだったり、うんちの中の細菌によるものなど様々なケースが考えられます。
病気が原因の血尿ではなく、お尻や性器に出来た傷からの少量の出血が混ざってピンク色に見える事もあります。
自分で判断するのが難しいので、色のついたおむつを小児科へ持参して診てもらうとわかりやすいです。
おむつを持っていくのが難しい場合は、スマホで写真を撮っておくと良いでしょう。
赤ちゃんのおしっこはそんなに臭わない
母乳やミルクだけを飲んでいる赤ちゃんのおしっこは、大人の尿よりもにおいは強くありません。
ですが、排出後、時間が経つとアンモニア臭が強くなります。
また、離乳食を始めるとにおいが変化することもまれにあります。
こんな時は注意
汗をかいて体内の水分量が減る事や、排尿から時間がたつとにおいが強くなる場合がありますが、アンモニア臭が強い場合や、普段と異なる強い臭いには注意が必要です。
尿路感染症や脱水、まれに代謝異常症の可能性があるので、おむつ替えの際ににおいがいつもと違ったら受診しましょう。
おしっこは赤ちゃんの健康状態を知るバロメーター
毎日何気なく行っているおむつ替え。
でもこれは赤ちゃんの健康状態を確認できる場面でもあるのです。

おむつを替えているときに、少しでもいつもと違うものがあれば、その場で赤ちゃんの機嫌を確認し、心配であれば受診をしましょう。