

流産とは
妊娠したにも関わらず、妊娠の早い時期に赤ちゃんが亡くなってしまう事を言います。
妊娠22週目より前に、妊娠が終わる事を全て「流産」と定義されています。
約20%前後が流産となり、多くの女性が経験する疾患です。
流産する原因は?
早期に起こる流産の原因は、赤ちゃん自体の染色体等の以上がほとんどです。
つまり、受精の段階で「流産」をしてしまう事が決まっています。
妊婦さんの生活習慣や運動などが理由ではありません。
「早期流産」と「後期流産」とは
「早期流産」…妊娠12週未満に起こる流産のこと。
「後期流産」...妊娠12週以降22週未満に起こる流産のこと。
【年齢別】流産の確率
ママの年齢によって、流産する確率が変わってきます。
流産する確率は、年齢と共に高くなっている事が分かります。
本人の注意や努力では、どうにもならない事が多いです。
しかし、そんな中でも流産しない為に気を付けなければならない事はたくさんあります。
流産しない為に気を付けること
ポイント
- 身体的な疲労
- 精神的なストレスを減らす
- アルコールを控える
- 煙草をやめる・近づかない
身体的な疲労
身体的な疲労が原因で流産する時があります。
最近は女性でも、仕事をギリギリまで休まずに働く方もいます。
妊婦さんは一番に身体を大切にしてください。
もし「疲れているな」と感じたのであれば、仕事を休むなり、遅い出勤にしてもらうなどの対策が必要です。
妊婦さんは無理をせず、身体を休めてください。
そのまま働く方は、上司と相談をして働く時間を短くする方が多くいます。
精神的なストレスを減らす
身体的・精神的なストレスは、流産の可能性が高くなります。
仕事以外でも、家庭でのストレスも一つの原因となります。
体調が悪い時に家事などをすると、精神的なストレスが溜まります。
事前に旦那や家族の方に伝えておき、家族全員で協力して乗り越える事がオススメです。
妊婦さんは一人で悩まず、周りの方に頼るのも大切です。
嗜好品に気を付ける
【煙草】
煙草を吸わない・副流煙に気を付ける事が大切です。
煙草を吸っている方が妊娠をすると、90%の方は喫煙をやめています。
10%の方は、そのまま吸い続けています。
たばこによって、血管を収縮させて母体内の血流が悪くなります。
一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合して(本来であればヘモグロビンは酸素が結合する)、母体内の血液中の酸素が不足状態になります。
その結果、子宮や胎盤の血液循環が悪くなり、子宮収縮や胎盤機能低下などになります。
流産するリスクが高まり、流産しなくても酸素不足で赤ちゃんの発育を妨げて低体重児になりやすくなります。
なにより妊婦の方は、煙草に気を付けてください。
【アルコール】
アルコールは少量でも飲んではいけません。
妊婦さんがお酒を飲むと、赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群」と先天性疾患が発生する可能性が高まります。
お腹の中での成長が遅くなり、低体重や低身長になりやすくなります。
他に「知的障害・形態異常・行動障害」などが現れる場合があります。
この防ぐ方法は、妊婦さんがお酒を飲まなければなる事はありません。
何度もいいますが、少量でもお酒は飲まないでください。
流産を防ぐ方法は
ほとんどの流産はママが気を付けても、無くせるものではありません。
しかし、少なからず生活習慣やストレス面での流産もあります。
流産をしなくても、子供の成長に関係してくることは事実です。
妊婦さんは一人で悩まずに、家族や旦那さんに協力してもらって乗り越えていきましょう。